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近年の企業研修や教育現場では、時間や場所を選ばず受講できるeラーニングの活用シーンが増えています。

 

eラーニングを導入することで、新人研修に対する人手不足の解消や情報共有など、さまざまなメリットを得ることができます。しかし、eラーニングを受講するためにはネット環境やデバイスなど、さまざまな準備が欠かせません。

 

本記事では、eラーニングの導入にあたって必要な環境や設備について詳しく解説します。

 

「eラーニングに興味はあるけど何が必要かわからない」と躊躇されている教育担当の方は、ぜひ参考にしてください。

eラーニングの受講に必要な環境

ネットワーク構築イメージ

eラーニングを受講する下準備として、インターネットなどの環境を整備する必要があります。

受講に必要な環境づくりをご紹介します。

インターネット環境の整備

企業の規模・利用用途によって自社に合ったインターネット環境は異なります。

  • パソコンの台数が多く、通信量が多い場合:
      有線LANを採用する企業が多い
  • 小規模の企業や利用するフロアが限定されている:
      有線LAN・無線LANの両方を利用するケースもある

使用環境や規模に応じて、適切なインターネット環境を整備しましょう。

また、遠隔地に拠点(支社)を持っている企業の場合は、WAN(広域ネットワーク)の利用も検討材料に加えるとよいでしょう。

リモートワークに対応できる環境の構築

働き方改革や新型コロナウィルスの影響により、多くの企業でリモートワークが導入されました。その結果、eラーニングを自宅で受講するケースも増えています。

 

しかし、eラーニングでは映像視聴が必須条件となっている場合が多く、通信量が増える可能性が高いです。

自宅のインターネット契約の内容によっては通信量に上限があったり、通信量の制限によって速度が低下したりするケースがあります。

 

そのため、自宅でeラーニングをするために契約変更をする従業員に対して、必要な費用補助などの検討が必要です。

 

併せて、自宅や出先から安全に社内ネットワークに接続できるようなリモートアクセス環境の構築も必要です。

 

働く環境の選択肢が増えたことにより、時代の流れに対応したインターネット環境の構築が求められます。

eラーニングの受講に必要なデバイス

安全で快適なインターネット環境の構築と合わせて必要な準備が、eラーニングの受講に必要なデバイスの用意です。

 

使用可能なデバイスは、受講するeラーニングによって限定されることもありますが、一般的にはPC・タブレット・スマホで受講することができます。

 

デバイスの用意を誰が行うかによって異なる注意点について詳しく解説します。

支給されたデバイスでeラーニングを受講する場合

会社側がPCやタブレット端末を支給している場合、セキュリティ上の問題で指定のIPアドレスからしかアクセスできないように制限を設けているケースは多いです。

このような場合、管理者側はアクセス先の設定などをする必要があります。

 

また、ギガ数(データ通信量・通信速度)の問題なども留意が必要です。

例えば、ライブ配信授業だった場合、受講者のアクセスが集中することで通信速度が落ちる可能性があります。

 

その他に、受講生以外でも資料が読み込めないなどの支障が生じることもあるので、データの通信量や速度は十分な検討が必要です。

個人デバイスでeラーニングを受講する場合

企業側からの指示でeラーニングを受講するにもかかわらず通信費を自分が負担するとなった場合、会社へ不満を抱く可能性があります。

そのため、必要に応じて通信費用の補助などの検討が必要です。

 

合わせて、個人端末でアクセスする際のセキュリティ対策も重要な課題です。

スマホでeラーニングを受講する場合

eラーニングの中には、アプリをインストールして受講するものもあります。

しかし、スマートフォンのバージョンによってはアプリが対応していないケースもあるため、受講前に確認が必要です。

 

特にリアルタイムでのオンライン授業の場合、端末に要求される性能がやや高くなります。

端末や搭載されているOSのバージョンによっては、処理しきれずに映像の乱れや画質の低下、音の途切れが発生する可能性があります。

従業員個人のスマホで受講する場合、事前に対応端末やバージョンの通知をしておくとよいでしょう。

 

一方で、PCやタブレットのみ対応のコンテンツしか受講できないeラーニングも多く存在します。

eラーニングを活用した教育をする場合、対応している端末を確認し、必要に応じて端末の貸与などを検討することが必要です。

eラーニングであると便利なシステム

受講するeラーニングによっては、zoomなどのWeb会議システムを利用することもあります。

インストールやアカウントの作成には時間を要するため、eラーニングの受講に必要な準備を確認し、事前準備を早めに行なっておくようにアナウンスをしておきましょう。

 

また、LMS(学習管理システム)にはメールで受講期限や進捗状況などを通知する機能があります。
従業員全員にメールアドレスを付与していない企業の場合は、新たに付与するのかフリーアドレスの取得を促すのか、検討をしましょう。

 

さいごに

インターネットの進歩やさまざまなデバイスの普及により、eラーニングの受講方法にも多くの選択肢が生まれました。

しかし、受講するためのネット環境やセキュリティ対策など、課題を解決しないと通常業務に支障をきたす可能性があります。

 

当社はeラーニングのシステム開発や教材の制作など、これまで数多くの企業様の課題解決のサポートをしてきました。

 

「eラーニングを使った教育方法がわからない」「必要な設備や環境がわからない」とお悩みの教育担当の方は、まずはお気軽にお問い合わせください。

 

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