
LMSは、eラーニングをサポートするための研修・学習管理システムです。
働き方の変化によってリモートワークが増加している昨今、LMSを導入してeラーニングを利用する企業が増えてきました。
しかし、「社内教育のためにeラーニングの導入を検討しているが、LMSの活用方法がわからない」「eラーニング運用のためにLMSを導入したが、成果がわからない」といった悩みを抱える教育担当の方は少なくありません。
そこで、本記事ではLMSを活用して社内教育を成功に導くためのポイントを詳しく解説します。
また、弊社のLMSを社内教育に導入して成功した事例もご紹介します。
eラーニングを効率よく運用するためにLMSの導入を検討されている企業の教育担当の方は、ぜひ参考にしてください。
・社内向けeラーニング導入や構築に必要なeラーニングシステム(LMS)とは?
・eラーニングとLMSの違いとは?
研修・学習管理システム(LMS)で社内教育を成功に導くためのポイント
LMS(研修・学習管理システム)で効果的な社内教育をするためには、複数の学習形態を取り入れることや教材の更新、社員へのフォローが必要です。
LMSで社内教育を成功させるポイントは以下の6点です。
- 導入目的に沿った研修・学習管理システムを選ぶ
- 継続的な効果測定と改善をおこなう
- ブレンデッドラーニングを活用する
- 教材を更新し最新の情報を提供する
- アウトプットの機会を設ける
- 継続的に社員をフォローする
それぞれのポイントについて解説します。
導入目的に沿った研修・学習管理システムを選ぶ
導入目的に沿ったシステムを選ばない場合、求めている機能やサービスを使うことができず、効果的な社内教育ができない可能性があります。
例えば、社内教育の内容や成果にばらつきを感じている場合、以下の点に注意してシステムを選ぶことが大切です。
- 一般的な学習コンテンツを簡単にLMSに搭載できるか
- 人事部だけでなく各部署に学習コースをつくる権限を割り振れるか
- 教材の作成は特殊なスキルがなくてもできるのか
導入する目的や背景を明確にし、選ぶためのポイントを理解することで効果的なシステムを選ぶことができます。
継続的な効果測定と改善をおこなう
LMSによってeラーニングを運用した場合、受講者の学習状況の統計や成績を一括で管理でき、効果の分析をすることができます。
効果測定によって得られた結果に基づき、内容の改善を継続し続けることが重要です。
ブレンデッド・ラーニングを活用する
eラーニングなどのオンライン学習と対面型学習を組み合わせたブレンデッド・ラーニングの活用も、社内教育を成功させる重要なポイントです。
eラーニングは時間や場所を問わず学習できることがメリットです。
メリットがある一方で、学習の取り組みは受講者次第のため、理解度や学習の進捗スピードにばらつきが出ることがあります。
このような課題の解決策として、ブレンデッド・ラーニングは有効な方法です。
定期的に対面型学習を行うことで、受講者の理解度や学習状況の確認をすることができます。
また、各受講者の不足している知識を把握し、溝を埋めるためにもブレンデッド・ラーニングは役立ちます。
教材を更新し最新の情報を提供する
同じ教材を使い続けた場合、古い情報で学習させてしまう可能性があります。
従業員の知識が古いままだったとき、企業の成長が遅くなるだけでなく、顧客からの信用が低下する可能性もあります。
このような課題を解決するためには、常に最新の情報を取り入れた教材へ更新することが欠かせません。
LMSなら、eラーニング教材の修正や削除・追加といった編集をリアルタイムに行うことができます。
アウトプットの機会を設ける
動画を視聴することで学習するeラーニングは、インプットを中心とした学習方法というイメージをされる方は少なくありません。
しかし、eラーニングの運用にLMSを活用することで、課題提出によるアウトプットの機会を設けることができます。
LMSは、アンケートやレポート、テストの解答などのファイルを簡単にアップロードすることができます。
管理者は、提出された課題に対するフィードバックや進捗状況の確認が可能です。
アウトプットができる機能が搭載されたLMSを活用すれば、受講者の理解度は向上し、管理側も状況確認がしやすくなります。
継続的に社員をフォローする
eラーニングによる社員教育で効果を得るためには、受講後のアフターフォローも欠かせません。
学習した内容を実務で活かすためには、従業員の進捗状況を確認したり、必要に応じて個別にフィードバックを送ったりすることが大切です。
LMSにはチャットやアンケート機能を備えたものもあり、従業員からの要望や相談を盛り込んだ改善が実現できます。
ITBeeの研修・学習管理システム(LMS)が選ばれる理由
eラーニングの普及に伴って、さまざまなLMSが販売されています。
そのため、「どれを選べばよいかわからない」といったお悩みを持つ方は多いです。
私たち株式会社ITBeeのLMSが選ばれる理由は以下のとおりです。
- 自社のニーズに合わせたカスタマイズが可能
- 管理者・受講者のことを徹底的に考えた研修・学習管理システム(LMS)
- 大手企業のセキュリティ基準をクリアした研修・学習管理システム(LMS)
自社のニーズに合わせたカスタマイズが可能
クラウドサービスで提供されているLMSの場合、カスタマイズができても対応可能な範囲は提供する企業によって異なります。
また、カスタマイズにかかる料金も求める内容によって差があり、「想定以上の費用がかかった」という声も少なくありません。
しかし、ITBeeのLMSならシステムを新たに設計するよりも安価に導入することが可能です。
自社開発したシステムをベースに、各企業様の求める機能を追加するといった方法によって、スピーディーかつ安価なシステムの提供を実現しています。
管理者・受講者のことを徹底的に考えた研修・学習管理システム(LMS)
操作がわかりづらいシステムによる学習は、管理側だけでなく受講側にも大きなストレスを与えます。
ストレスを感じ続けた場合、学習意欲の低下など期待した効果が得られない可能性があります。
ITbeeのSpeedLMSなら、以下の特徴によって管理側・受講側のそれぞれがストレスなく扱うことができます。
- アイコン操作で簡単にコース制作が可能
- 動画の配信を最適な形に自動変換
- 期限間際の受講者に自動でフォローメールを送信
さらにProプランでは、運用上必要な機能の追加やサービスにあったデザインの変更など、自由自在なカスタマイズが可能です。
大手企業のセキュリティ基準をクリアした研修・学習管理システム(LMS)
eラーニングを使ううえで、セキュリティの信頼性も重要なポイントです。
脆弱なセキュリティだった場合、情報漏洩やシステム障害など、トラブルが生じリスクがあります。
SpeedLMSを管理しているデータセンターはセキュリティと安定性に優れており、24時間の有人監視を含んだあらゆる監視体制をすべてのプランに対して行っています。
また、機能ごとにサーバーを用意し、機密情報が入ったサーバーには外部から直接アクセスできないようにし、さらにアクセスメンバーを限定することで情報流出を防ぎます。
万が一障害が発生した場合でも有人対応で迅速に復旧にあたるため、安心して利用できると評価をいただいております。
ITbeeの研修・学習管理システム(LMS)を導入して成功した事例
私たち株式会社ITBeeのLMSを社内教育に導入していただき、社員教育で効果をあげた成功事例をご紹介します。
株式会社A様(IT系研修・事業)
コロナの影響で集合研修ができず、集客が減少したことを受け、研修事業継続のためにLMSを導入されました。
システムに求められたご要望は以下のとおりです。
- 事前配布資料のPDFダウンロード禁止機能
- テスト問題のコピー禁止機能
- アンケート集計機能の拡張
事前学習をeラーニングで行い、その後にオンライン研修と集合研修を実施するブレンデッド・ラーニングを採用しました。
研修実施後にeラーニング上のテストで成果を確認する方法を導入したところ、オンライン研修や集合研修などを単体で行うよりも研修の効果があがり、顧客満足度が向上しました。
E株式会社様(総合アウトソーシング)
M&Aによる企業規模拡大後の社内教育の統合ができず、バラバラになった各グループ従業員の意識を統一する目的でeラーニングを導入しました。
また、管理者側の業務効率向上やコスト削減を目的として、LMSの導入もしていただきました。
お客様がLMSに求めたご要望は以下のとおりです。
- シングルサインオン※
- 研修管理(レポート承認機能など)
- 複数のeラーニングシステムを統合
※1度のユーザー認証で複数のシステムの利用が可能になる仕組み
eラーニングによって社員教育を統一したことにより、グループ企業間の人事異動がスムーズになりました。
また、システム統合によって管理工数が削減され、コストダウンが実現できました。
一般社団法人C様(諸団体)
手作業で行っていた研修管理の運用を自動化させ、集合研修とWEB研修のブレンデッド・ラーニングを実現するために、弊社のLMSを導入していただきました。
求められたご要望は以下のとおりです。
- 研修管理機能
- 会員管理機能
- 決済機能との連携
- 集合研修及びWEB研修の一括管理機能
弊社がベースとしているシステムをカスタマイズし新たな機能を追加することで、ユーザーが行う申込や受講に関する操作性が大きく向上しました。
また、決済機能を含めた複数のシステムへの導線をスムーズにしたことで、受講者数が増加しました。
・eラーニングを導入する事で社員や企業にどのようなメリットをもたらすのか
さいごに
研修・学習管理システム(LMS)で社内教育を成功に導くためには、目的と機能に合わせたシステム選定が重要です。
また、ブレンデッド・ラーニングの活用や最新情報の提供、継続的な社員のフォロー・アウトプットの機会を設けることでより大きな効果が得られます。
「eラーニングを使っているけど効率が悪い」「効果の出る社内狭域ができない」とお悩みの教育担当の方は、まずはお気軽に株式会社ITBeeにご相談ください。
豊富な導入実績をもとに、課題解決に向けた最適なご提案をさせていただきます。